転職を考えたとき、最初に見るのは年収かもしれない
転職サイトを開く。
求人票を見る。
そして、
多くの人が最初に確認するのは、
年収です。
年収は重要です。
生活があります。
住宅ローンがあります。
教育費があります。
老後の不安もあります。
だから、
年収を気にすること自体は自然なことです。
しかし、
45歳以降の転職では、
年収だけで判断すると危険です。
なぜなら、
年収は分かりやすい数字だからです。
そして、
分かりやすい数字ほど、
判断を支配しやすいからです。
防御型の考え方では、
年収を見る前に、
確認しておきたいことがあります。
年収は結果であって、構造ではない
例えば、
年収700万円の会社と、
年収600万円の会社があったとします。
多くの人は、
まず700万円に目が向きます。
しかし、
防御型の視点では、
その前に見たいことがあります。
その年収は、
どうやって生まれているのか。
一時的に高いだけなのか。
今後も維持されるのか。
特定の役職に依存しているのか。
残業込みなのか。
組織の成長によるものなのか。
年収は数字です。
しかし、
その裏には構造があります。
構造を見ないまま数字だけを見ると、
判断を誤ることがあります。
年収が上がっても選択肢が減ることがある
転職後に年収が上がる。
これは魅力的です。
しかし、
その代わりに失うものがある場合もあります。
専門性が狭くなる。
役割が固定される。
他社で通用しなくなる。
市場との接点が減る。
こうした変化が起きることがあります。
つまり、
年収は上がった。
しかし、
将来の選択肢は減った。
という状態です。
防御型ビジネスモデルでは、
収入だけではなく、
選択肢も資産として考えます。
選択肢を失う年収アップは、
必ずしも良い転職とは言えません。
役割は広がるのか、狭くなるのか
45歳以降は、
役割が重要になります。
若い頃は、
経験を積むこと自体に価値があります。
しかし、
45歳以降は、
何を担う人なのかが問われます。
そのため、
転職先でどんな役割を担うのかは、
年収以上に重要です。
役割が広がるのか
判断機会が増えるのか。
責任範囲はどうなるのか。
将来的な選択肢は増えるのか。
これらは、
求人票の年収欄だけでは分かりません。
だからこそ、
数字の前に役割を見る必要があります。
その会社は5年後も存在しているか
転職を考えるとき、
会社そのものを見ることも重要です。
今の年収だけを見ると、
短期的な判断になります。
しかし、
45歳以降は、
長期的な視点が必要です。
その会社は成長しているのか。
利益は出ているのか。
将来の方向性は明確なのか。
事業は持続可能なのか。
今は年収が高くても、
数年後に不安定になる会社もあります。
逆に、
今は少し低くても、
長く働ける会社もあります。
年収は一年分の数字です。
しかし、
キャリアは一年では終わりません。
その会社で何が積み上がるのか
防御型の視点で特に重要なのは、
積み上がるものです。
その会社で働くことで、
何が残るのか。
経験が残るのか。
実績が残るのか。
人脈が残るのか。
判断力が残るのか。
役割が言語化できるようになるのか。
もし、
何も残らないなら、
年収だけが残ります。
そして、
年収だけは、
いつか失われる可能性があります。
だからこそ、
残るものを見ることが大切です。
年収より先に確認したい5つのこと
防御型の視点では、
年収の前に次の5つを確認します。
① 役割は広がるか
② 選択肢は増えるか
③ 市場価値は維持されるか
④ その会社は持続可能か
⑤ 何が積み上がるのか
これらを確認した上で、
最後に年収を見る。
順番が逆になると、
数字に引っ張られます。
年収を軽視するわけではない
ここで誤解してほしくないことがあります。
この記事は、
年収を無視しろと言っているわけではありません。
年収は重要です。
生活を支えるものです。
家族を守るものです。
だから見るべきです。
ただし、
最初に見るべきではない。
それが防御型の考え方です。
数字は強い影響力を持ちます。
最初に数字を見ると、
他の要素が見えなくなることがあります。
だから、
まず構造を見る。
その後で数字を見る。
この順番が大切です。
45歳以降に必要なのは「高い年収」ではなく「壊れにくい状態」
45歳以降は、
年収そのものよりも、
状態が重要になります。
その年収は続くのか。
その働き方は続くのか。
その役割は将来につながるのか。
その会社で積み上がるものはあるのか。
防御型ビジネスモデルでは、
これらを重視します。
なぜなら、
高い年収でも、
状態が壊れれば意味がないからです。
逆に、
少し年収が低くても、
選択肢が残り、
役割があり、
将来につながるなら、
それは強い状態と言えます。
まとめ:年収は大事。でも最初に見るべきではない
45歳以降の転職では、
年収は重要です。
しかし、
年収だけで判断すると、
見落とすものがあります。
役割。
選択肢。
市場価値。
会社の持続性。
積み上がる資産。
防御型の考え方では、
まず構造を見る。
そして最後に数字を見る。
その順番を守ることで、
回復不能な判断を避けやすくなります。
転職は、
年収を選ぶ作業ではありません。
これからの働き方を選ぶ作業です。
だからこそ、
数字より先に、
何が残り、
何が失われるのかを確認することが大切なのです。
